PostHeaderIcon 回遊型動線

家造りでまず最初に決めることが間取りです。どこになにを配置するかで住宅内の移動のしやすさが変わってきます。移動のしやすさを高めることは暮らしやすさにも繋がるため、生活をイメージしながら動線のスムーズさに配慮して間取りを決めましょう。

そこで行き止まりのない回遊型動線を取り入れるのもいいでしょう。特に住宅内で行き来を頻回に行う部分に回遊型動線を取り入れるのです。一室に二か所以上の出入り口がある部屋同士を繋げると二つの方向に移動することが可能となります。無駄な動きを省け、最短で移動できるのです。家族が集中しがちな場所や誰かが作業をしていて、すれちがいができない場合の回り道にもなり、住宅内の移動がスムーズとなるのです。

専業主婦である私が注目したのがキッチンからの動線です。主婦の多くはキッチンを中心に家中を動き回ります。キッチン近くに水周りを集約しておくことで、移動負担を軽減でき、家事を効率よく行えるようになるのです。例えば、玄関と納戸、キッチンを回遊型動線にします。玄関横に設けた納戸は、ベビーカーや三輪車、ゴルフ用品、趣味やスポーツ用品など屋外で使用する物を収納します。

キッチンにも隣接しているためパントリーとして食材やキッチン家電を収納するスペースとしても利用できるのです。買い物から帰宅すると、買って来た物を納戸にサッと搬入でき、食品を整理し、そのままキッチンへ向かうことができます。キッチンからもサッと食品を取り出せるので効率よく調理も行えるのです。わざわざ廊下を通り、リビングを抜けキッチンへ入らなくてもいいため動線がコンパクトになり、移動のしやすさが高まります。よく行き来を行う場所や家族が集まりやすい場所などに注目して回遊型動線を取り入れてみてはいかがでしょうか。

PostHeaderIcon 空間のメリハリ

最近ではワンルームのような一体感のあるLDKが設けられることが多いです。視界を遮ってしまう壁はできるだけ設けず、空間の繋がりや視線の繋がりを大事にするのです。そうすることで家族がどこに居ても顔を合わせてコミュニケーションが取りやすくなり、明るさをしっかりと通すことができたり、風通しが良くなるのです。

しかし、全く壁がなくなってしまうと空間が間延びして居心地の良さも欠いてしまいます。そこで空間の繋がりを大事にすると同時に空間のメリハリにも目を向けるようにしましょう。例えば、家族みんなで過ごすリビングをダウンフロアにします。ダウンフロアにすることで天井が高くなり広さや開放感がプラスされ、適度なこもり感が居心地の良さを高めてくれます。このように床に高低差をつけることで空間のメリハリが生まれ、空間を緩やかにゾーニングすることで居心地の良さを高めることにも繋がるのです。

最近では一体感のあるLDKに隣接する形で和室を設ける間取りが増えています。建具を設けない家庭も多く、建具を設けた場合も普段は開けっぱなしにしてリビングとの一体感を大事にした造りにする家庭が多いのです。

この和室に高さを設けて小上がりにするのです。中途半端な段差はかえって足をつまづきやすくしてしまうので、しっかりと高さを設けて腰掛にちょうどいい高さにしておくのです。畳の下に生まれるデッドスペースも無駄にせず引き出し収納を設け収納力をアップさせるのです。程よい高さの腰壁を設けたり、アーチ状の垂れ壁で視線を抜けさせながらも、間仕切りの役目を果たしてくれる壁を上手に取り入れるのもいいと思います。空間のメリハリにもしっかりと目を向けたいものです。

PostHeaderIcon 物を増やさないために

特に買物が好きでなくても、普通に暮らしているだけで、放っておくと家の中に物が増えていきます。たとえば、頼んでもいないDM、本当は遠慮したい贈答品、あっという間に旧バージョンになってしまう各種ソフトなど・・・。必要でない物を増やさないためには、どうしたら良いでしょう。

必要のない物、欲しくない物、向こうから勝手にやってくる物は、なるべくもらわないように心がけます。DMやカタログ、無料の配布物や粗品はできる限り断りましょう。また、知っている人があげるというものを断るのは難しいですが、もう持っているの、他の人にあげてくれる?など、カドが立たない言葉と笑顔で防衛しましょう。それでも強力な相手だったら・・・涙を飲んで捨てましょう。

必要な物があったら、即買うという行動に移らないようにします。安いから、たくさん入っていておトクだからという理由で買う物は、お金を出さなくても手に入ることも多いです。買うなら、お金を出す価値のある物にします。

一度しか使わない、使う期間が短い、買う価値があるかどうかわからない物は、借りましょう。知人からでもレンタルでも、必要でない物を持ち続ける面倒を免れ、家を広く使えます。

発想を変えれば、思いがけない物が代用できる事があります。買う前に、頭を柔軟にして考えましょう。

持っているものを把握する
上記を実現するには、手持ちのものを活用できるように、自分が持っている物を把握する事が大切です。無意識に物を入れずに、上手に回避しましょう。

PostHeaderIcon 居心地のいい和室

我が家は、ワンルームのような一体感のあるLDKに隣接する形で和室を設けました。和室で暮らし慣れた我々夫婦にとって、和室は新居に一室は設けたいと計画していました。この和室をどこに設けるかが意外と頭を悩ませました。より多目的に利用できるように和室への動線を2方向確保しました。

まずは、リビングからの動線です。リビングとの境に設けてある建具は通常開けっぱなしにしています。リビングの延長として和室を普段使いできる便利な空間として存在しています。子どもが遊んだり、昼寝をしたり、洗濯物をたたんだりと様々な用途で使用しています。建具で仕切れば宿泊ルームなどとして個室としても利用できるのです。リビングからの動線に加えて玄関からの動線を確保しました。

時にリビングを見られたくないお客様を家にお通ししなければならないこともあります。この場合、和室を客間として利用させることができるのです。リビングとの境の建具で仕切ってリビングが見えないようにします。玄関から直接この和室へ案内できるので生活感あふれるリビングを見られなくて済むのです。お客様に関係のない家族は通常通りリビングで過ごすことができるというメリットもあります。

和室への動線を2方向から確保したことで和室の利用の幅が広がりとても便利な空間となっています。和室にはファミリークローゼットを設け、家族みんなの衣類を管理しています。玄関から帰宅して和室へ向かい、部屋着に着替えることもあります。動線のスムーズさも高まり、暮らしやすさを実感できています。

PostHeaderIcon 小屋根裏収納

屋根裏というデッドスペースを活用していますか。小屋根裏収納やロフト収納は制限を守ることで容積率として計算されないのです。小屋根裏は、天井の高さが1.4m以下のものとされています。そして床面積は小屋根裏をつくる下の階の床面積の半分以下と決められています。

これらの決まりを守り我が家は子ども部屋に小屋根裏収納を設けました。子ども部屋に設けた理由は、子ども部屋の広さは必要最低限にしました。子どもが幼少期はワンルームとして広々とした空間が広がっているのですが、成長して個室を必要としたときワンルームを二つの個室に区切るようにしたのです。子どもが成長するにつれて物は増えていきます。しかし、空間は個室になることで狭くなります。広さに限りのある空間に物が溢れないようにこの収納スペースを設けたのです。

窓を複数設けて通風できるようにしました。屋根裏は夏場は熱がこもりがちですが、ここに窓を設けていることで1、2階の熱気も逃げて快適性が高まるのです。クリスマスツリーや扇風機、ヒーターなど季節もののアイテムや捨てたくても捨てられない物、衣類などたくさん収納することができています。

この収納へはハシゴで行き来をします。一つ悔やまれるのが固定階段で行き来ができる小屋根裏収納にしておけばよかったということです。固定階段で行き来をすることで安全性が増すだけでなく、物の出し入れも格段としやすくなるのです。屋根裏というデッドスペースを無駄にせず有効に利用させたいものです。

PostHeaderIcon 横一直線の家事動線

家造りにおいて専業主婦である私が重視したことが家事動線です。キッチンを中心にダイニング、洗面室を横一直線で繋いだのです。まずキッチン向かって右側にダイニングを設置しました。一日三度ある食事の支度を行うにはキッチンとダイニングの動線が重要です。

キッチンの真横にダイニングを配置することで、食事の際の配膳や食後のお皿下げの動線が短くなり効率よく行えるのです。キッチンの前にダイニングを配置する家庭も多いのですが、それだと行き来の際の通路幅をしっかり確保する必要がありますし、キッチンへ回り込まなければならないので動線が長くなってしまうのです。

また、家族にとってもキッチンという空間が身近に感じられるようになり、積極的にキッチンへ来てお手伝いをしてくれるようになったのです。キッチンとダイニングを横に配置するのはおススメです。そして向かって左側に洗面室を配置しました。キッチンと洗面室は家事を行う上で一番よく行き来をする動線です。この二つの空間も隣接させることで、家事の効率が高められるのです。

キッチンで食事の支度をしながら、洗面室で洗濯を行ったり、入浴の事前準備を行うことは多いです。同時に2種類の家事を行うことも多いだけにキッチンと洗面室の動線が短いことで2種類の家事がスムーズに行えるようになります。家事の効率が高まることで家事の時短が実現でき、空いた時間を自分の時間に充てることができたり、家族との時間を増やすことができるのです。洗面室とキッチン、そしてダイニングを横一直線の家事動線で家事が楽に行えています。

PostHeaderIcon リビングに吹き抜け

我が家は、リビングの一部分に吹き抜けを設けました。吹き抜けを設けることでリビングがより明るく、開放感に溢れ、それでいてオシャレな空間が広がります。リビングは家族が長時間過ごす憩いの場でもありますが、家に来たお客様をお通しする空間でもあるだけに、生活感を感じず、オシャレでスタイリッシュな空間にしたいものです。

吹き抜けを設けることで、高い位置に設けられた窓から日差しをたっぷりと取りこめ、リビングに明るさが増します。開閉できる窓であれば風の流れが得られ室内の空気も新鮮です。そして、二階にまで視線が繋がることで面積以上の広さが実感できるのです。オシャレで開放感に溢れるリビングが得られる一方で、デメリットが気になり設けるのを止める人も多いのです。

一番気になるのが冷暖房効率です。特に暖房使用時です。暖かい空気は上昇するため、エアコンをつけていてもリビングの足元部分が冷たく寒さを感じるという話はよく聞きます。この対策をしっかりと行っておきましょう。足元から暖めてくれる床暖房を取り入れるのも有効的です。建物と熱の出入り口で一番大きな窓の断熱性をしっかりと高めておくのです。これらの断熱性が高ければ冷暖房効率を下げることもありませんし、むしろ一階と二階で温度差の少ない住まいとなるのです。

他には、においの充満や音の響きというデメリットがあります。実際に生活してみて音の響きは特に感じています。二階からの声がすぐ近くで聞こえる印象がありますし、一階のテレビの音が二階にもよく聞こえるのです。しかし、裏を返せば一階と二階で会話がしやすく、互いの気配を身近に感じられ安心感が得られるのです。デメリット対策をしっかり行い、吹き抜けの魅力が感じられる空間造りをしましょう。

PostHeaderIcon 家族の成長と子ども部屋

住まいを新築する時、間取りを決めていきますが、それは、その時点の家族の年齢や生活スタイルに影響されます。そういう意味では、住まいというのは、完成ということはないのかもしれません。家族というのは、年齢を重ねていきますから、それによって、住まいに求められるものも変わっていきます。

例えば、幼かった子供たちは大きくなり、LDKで、母親と過ごす時間が多かったのが、プライベートルームで過ごす時間が増えていきます。或いは、家族の数も変わっていくこともあります。電気配線にしても、その変化に対応できるように、余裕を持って、考えておくことが大切です。

私の兄が住まいを新築した時、長男は2才でした。子ども部屋を用意していましたが、まだ、幼いし、兄弟姉妹が生まれてくるかもわかりませんでした。そこで、ひとまず、12畳程度の広さのワンルームにしておきました。長男自身も幼いので、とりあえず、プレイルーム兼物置にしておきました。それから12年、長男は中学生になり、彼の下には、双子の妹が生まれました。中学進学を機に、ワンルームに間仕切り壁を設置し、プライベートルームを2部屋に分けました。

その時に困ったのが、コンセントの位置と数でした。3人が快適に過ごすだけの電気配線ができていなかったのです。それだけではありません。近年、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化してきました。自分たちの子どもの頃には考えられなかったような変化ですから、正直、新居を建てた時点で、想像することができませんでした。

新たに、電気配線やアンテナ配線やLAN配線を設置できるように、空配管を設置しておけばよかったと思いました。住まいは、一生ものです。家族が紡いでいく長い時間の経過にも順応できるだけの余裕を持って、建てていくことが大切だと改めて感じたそうです。

PostHeaderIcon 終の棲家

私の両親は還暦を迎え、終の棲家として現在の二階建てから平屋住宅に建て替えたいと計画しています。高齢になるにつれ体力は衰えていきます。住宅内の移動に階段を挟むのは、移動のしずらさや、安全性を欠くことにも繋がります。また二階に設けられた子ども部屋は、結婚をして巣立っていき今ではただの荷物置き場となっており、機能していないのです。

終の棲家として平屋住宅を選択するのは最良の選択であると私も思います。住宅内の事故で多いのが、階段での転倒や落下事故です。階段のない平屋住宅はこのような事故のない安全性の高い家と言えるのです。また階段を設けることで、階段下にはデッドスペースが生まれます。階段のない平屋住宅は、デッドスペースの生まれない、空間を最大限に有効活用できる家と言えるのです。

そして何より、部屋から部屋への移動がしやすいのも平屋住宅の大きな魅力です。住宅内の動線をコンパクトにすることで移動がしやすく、暮らしやすさに繋がります。お掃除も楽になるのです。二階建て住宅であれば掃除機を抱えて階段を上ったり下りたししなければならず、お掃除が面倒と感じがちです。

また、夫婦でそれぞれ別々の空間で過ごしていても、互いの存在を身近に感じられるため安心感が高まります。自然とリビングに集まり、家での孤独感というのもないのです。両親が終の棲家として平屋住宅を選択していることで、私も改めて平屋住宅の魅力を感じることができました。平屋住宅は一つ、防犯性が不安です。この防犯対策をしっかりと行い安全で安心して暮らせる平屋住宅にしましょう。

PostHeaderIcon 一番最後の工事

家造りで一番最後に行われる工事が外構工事です。一番最後に行われる外構工事は軽視されることが多いです。そのため外構工事に充てていた費用を建物に周り、外構工事の十分な費用がなくしっかり工事が行われていないという家も少なくありません。私の友人の一人は外構費用を全て建物につぎ込み、外構工事を全く行っていないという人がいます。どんなに立派な建物が完成されていても、外構工事がきちんと施されていないことで住宅の完成度は下がってしまうのです。

また外構工事がきちんと施されていないことで、庭で過ごすこともしにくいですし、防犯性にも下がってしまいます。家造りは外構工事まで!という考えを持って家造りを進めた方がいいと思います。特に玄関の門周りは、門扉、ポスト、表札、インターホンなど機能が詰まった場所です。使いやすさや安全面に配慮して素敵な門周りにしましょう。

門の幅は、荷物が大きい場合や、自転車と一緒でもスムーズに通れる広さがあるのか、ポストは雨に濡れることなく郵便物を取りに行け、また取り出しやすい高さに設置されてあるかという面に配慮しておくといいでしょう。駐車スペースだけでなく自転車置き場もしっかり確保されているか、インターホンには来客者の顔がしっかり写るかということに気を付けるだけで外構への満足度も変わってきます。

家族が毎日行き来をする場所でもあるだけに使いやすさを大事にしておきたいものです。建物とのバランスのとれた外構にも心掛けましょう。色調や素材が建物の外装と合っているのか、近隣の住宅とのバランスが取れているかということにも配慮しておきましょう。外構工事までしっかりと行い素敵な住宅を完成させたいものです。