Posts Tagged ‘琉球畳’

PostHeaderIcon 自然素材の壁

私の友人が住まいを建てました。自分たち家族が長く住み続けるのですから、素材を選びたいと考えたそうです。特に、床材や壁材には、自然素材を使うことを希望しました。壁の素材として、さまざまなものがあり、目移りしました。

リビングダイニングの壁には、最初から決めていた漆喰を採用しました。漆喰は調湿、臭いや化学物質を吸着、分解する作用をもつ健康的な壁材であると同時に、オークの無垢のフローリングとの相性も抜群です。漆喰と無垢の木を組み合わせることで、どこか懐かしい和モダンな雰囲気が出ています。

そのリビングにつながっていく小上がりの和室の壁には和紙で作った壁紙を選びました。この壁紙は少し冒険だったのですが、日本が世界に誇る和紙を壁紙にしていたので、どうしても住まいのどこかに使って見たいと思っていました。この壁紙は、柿渋染めしたもので、柿渋の濃淡だけのシックな色彩が魅力です。

和室と言っても、一般的な畳でなく、琉球風畳を敷きましたので、従来の和室にない、オシャレな雰囲気に仕上がりました。和室の正面には、アルミサッシの窓がありますが、手前に障子をはめましたので、柔らかな陽の光で、明るい印象になりました。障子には、細かく切った色紙を竜巻状に漉きこんだ和紙を選びましたから、アクセントになっています。白い漆喰の壁からシックな和紙の壁紙の壁へつながり、この障子につながっていきます。どれも日本が世界に誇る自然素材ですが、それぞれの持つ雰囲気は独特のものがあります。その独特の雰囲気が融合されているのは、やはり、自然素材が持つ優しさ、温かさのおかげなのかもしれません。家族が集うリビングダイニングには、清々しい空気と柔らかな陽の光に満ちています。